AIST Creative HCI Seminar

国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研)では、AI時代における人間の重要な役割である「創造性」を発揮させるための技術開発に取り組んでいます。

本セミナーシリーズでは、国際的に活躍する Human-Computer Interaction 分野の研究者を招き、創造性支援研究に直接/間接に関わる多様なトピックを取り上げます。 本セミナーは、日本を拠点とする著名なHCI研究者のアドバイザリーボードに支えられています。

第三回(CHI 2023 が分かる!発表者による振り返り)第四回(海外で研究するということ)に関してはセミナー全体がパネルディスカッションのような構成となっているため、それぞれの紹介ページからご視聴ください。

第六回 "In the wild" なHCI研究
Jennifer Jacobs, 鳴海 紘也

"In the wild" な研究: 「なぜするのか」より「なぜしないのか」; Artist-in-residence, researcher-in-residenceモデル; 資金提供機関から見た研究の価値; 芸術家や産業界とのコラボレーション戦略; 異なる言語体系にどう適応するか; CHI Subcommitteeの選び方; ドメイン固有ツールと汎用ツール、あるいは研究上の知見の汎用性について; 芸術的成果物をどう評価し、どう取り扱うか

開始時刻: 2時間55分02秒

第五回 芸術表現のための創造性支援ツール
Xavier Lambein, 松浦 知也, 橋本 麦

デザイナ向けツールのデザイン; アーティストのための「周縁」ツール開発をどう支えるか; 創造性支援ツールの持続可能性; 創造的プロセスにおける創造モードと問題解決モード; 創造性支援ツールにおける「カーネル」; プログラマブルツールのデザイン哲学; 実験的な・大衆受けする芸術表現; 高度にカスタマイズされたツール利用時のコミュニケーションギャップ; アーティストにとってのプログラミング

開始時刻: 1時間42分51秒

第二回 AI × HCI(HCIのためのAI)
Amy Pavel, Xingyu Bruce Liu

性能評価と探索的研究のバランス: 質的vs量的評価; ユーザ理解の重要性: ワークショップの共同デザインとオンラインコミュニティ; 視覚障害の多様性; 人間とAIの共同作業ガイドラインは視覚障害者向けに適用可能か?; アクセシビリティ研究における創造性; 研究の実応用とそのインパクト; システムの長期評価

開始時刻: 1時間26分15秒

第一回 Creativity Support(創造性支援)
Jonas Frich, Zhicong Lu

創造性の源泉とコンピュータの役割: 切り離されたツールか統合か; 創造的コラボレーションのダイナミクス; HCIにおける創造性研究の利点: 介入的アプローチ; AI、テクノロジー、社会: 研究のインパクト; 生産性支援か創造性支援か; 日本のゲームとクリエイティブカルチャー; 研究者と開発者コミュニティの距離; HCIにおける人類学的アプローチ

開始時刻: 2時間32分33秒

本セミナーシリーズは Japan ACM SIGCHI Chapter の共催イベントです。